Cognizant 社は Workday の戦略的パートナーであると同時に、世界各国の拠点で Workday ヒューマン キャピタル マネジメントや Workday ファイナンシャル マネジメント (財務管理) を使用している Workday のお客様です。Cognizant Australia 社で Workday 事業を主導している Mitch Collins 氏は、Workday 給与計算が導入されると聞いた際に大きな期待を抱きました。「オーストラリアには Single Touch Payroll をはじめとする複雑な雇用主義務があります。企業は給与計算を実行してから 24 時間以内に各社員の税金や退職年金に関する情報を税務当局に直接送信しなければなりません」と Collins 氏は述べています。
こうした複雑な法規制への対応を怠ると、企業は重い罰則や評判の低下といったリスクに直面します。オーストラリアの給与計算は実際、非常に複雑で時間がかかり、高いリスクを伴うため、Cognizant 社はこれまで給与計算をアウトソースしていました。
しかし Workday にオーストラリア専用の給与管理機能が導入されたことを受け、同社は給与計算を再び社内で管理し、すべてを自動化して、主導権を取り戻す良い機会だと判断しました。「私たちは給与計算チームが主導権を取り戻し、AI ツールを導入・活用してコンプライアンスに対応してほしいと考えました」と Collins 氏は述べています。
給与計算処理を大幅に加速
社内チームが主導権を取り戻した結果、Cognizant 社は給与計算のプロセス、データ、コストを適切に統制しています。スマートな計算機能は給与計算を効率化し、処理期間は 9 日からたった 2 日へと短縮されました。
Collins 氏は給与計算チームが給与計算の途中で支給を完了する必要がなくなったと述べています。「処理期間の終了時にまとめて確定できるため、遡及処理が低減し、精度が向上しました。手作業によるレポーティングや仕訳入力の必要性も減りました」と Collins 氏は述べています。
これは給与計算チームの時間と労力を大幅に軽減します。
Workday コンサルティング担当ディレクター
データの連携を通じて可視性を向上
給与計算システムが Workday プラットフォームの他の機能と連携されたことで、人事データの可視性と詳細性はどちらも向上しました。給与計算システムは現在、Workday ヒューマン キャピタル マネジメント、Workday 休暇・休職管理、Workday 報酬管理、Workday タイム トラッキングと連携されているだけでなく、銀行決済システムや総勘定元帳と連携されています。
下流のチームに必要なデータを提供する時間は以前よりも大幅に短縮されました。
Workday コンサルティング担当ディレクター
AI ツールでコンプライアンスを強化
コンプライアンス対応を支援するため、Collins 氏はパターンやトレンドの分析に AI を活用したいと考えています。「コンプライアンスと一貫性を確保するには、複数の給与計算データを可視化して現状を把握する必要があります」
Collins 氏はこのような活用が AI のユース ケースに適していると確信しています。また、責任を持って AI を活用するには、適切な目的を策定する必要があると指摘します。Collins 氏は次のように述べています。「なぜ AI を活用する必要があるのか理解することが極めて重要です。単に AI を使うこと自体を目的にすると、問題が生じるおそれがあります。Cognizant が AI を活用する目的は、処理を改善し、的確な意思決定を行うことにあります」