Workday によって低速で扱いにくいシステムから解放されたため、人財は現在、ビジネス価値の向上に向けて取り組んでいます。
ERP ディレクター
課題
これまで Genius Sports 社のチームは、日常業務を処理するだけで手一杯な状態にありました。同社には個別の財務システムが複数存在していたほか、人財システムの機能が限られていたからです。
そのため同社の効率性は低下していました。たとえば、財務チームは月末決算の準備に 15 ～20 日間を費やしていました。一方人事チームは、社員数や勤務地といった基本的な業務データを提供することにも苦慮していました。2020 年には新型コロナウイルスが拡大し、ほとんどの社員が短期間でリモートワークに移行することを余儀なくされたため、状況はいっそう複雑になりました。
ニューヨーク証券取引所 (NYSE) への上場を果たし、積極的な成長プランを実現することを目指していた同社は、戦略的なビジネス情報や分析データを入手する必要がありました。高度な統合プラットフォーム ソリューションを導入するニーズは確実に高まっていました。
Workday が選ばれる理由
全社規模の改善を実現する柔軟なプラットフォーム
組織をレベルアップし、さらなる成長を目指す Genius Sports 社は、適切なツールを提供するパートナーを必要としていました。最高経営責任者 (CEO) を務める Mark Locke 氏は、同社に必要なソリューションは Workday であると直ちに判断しました。
ERP ディレクターを務める James Evans 氏は次のように述べています。「当社の CEO は自分の求めているものを理解している真の有識者です。プロジェクトは彼を中心に進められました。彼は Workday が当社の開発ビジョンのスケールに見合った拡張性を備えていることを見極め、エグゼクティブ チームの支持を獲得しました」
導入結果
人財の能力を強化して有効性・効率性を改善
Workday の導入により、Genius Sports 社の人財チームは日常業務をより効果的・効率的に遂行できるようになりました。同社は現在、業務をより戦略的に遂行し、ワークフォース プランニングや人財配置を向上させています。
主要な業務は効率的に行われるようになりました。現在、休暇の予約は完全にデジタル化され、紙、写真、署名を使用していた手続きはシンプルなワンステップ プロセスに置き換えられました。オンボーディング プロセスもスムーズでプロフェッショナルなプロセスへと刷新されました。入力を最小限に抑え、人財の氏名、職務、拠点を正確に導出することができます。
戦略的優先事項に投入する時間を最大化
煩雑で連携されていないサービス提供アプローチから解放された財務チームは、自身の役割の価値を大幅に高め、同社のビジョンの達成に大きく貢献するようになっています。レポーティングや照合調整に費やす時間が大幅に短縮されたため、チームは戦略的な分析や能力開発により多くの時間を投入しています。
これにより、同社は 2 つの重要な目標を達成しています。まず、財務チームは専門家のサポートやサービスを必要としている社内チームのニーズに対応できるようになりました。もう 1 つは、組織が重要な財務情報にすばやくアクセスできるようになったことで、意思決定の質を全社的に向上させることができました。
組織規模で自立性を推進
Workday テクノロジーによって大きなボトルネックが取り除かれたことにより、エグゼクティブ チームや各マネージャはレポートをドリルダウンしてビジネスの現状を調査できるようになりました。これまではセルフサービスが存在していなかったため、すべての業務は財務チーム経由で行われていました。一方、財務チーム自体は膨大な仕事量や煩雑なシステムが生み出す問題に苦慮していました。自立性が強化されたマネージャは現在、正確なインサイトをすばやく取得し、コスト センターや各チームの現状を適切に把握しています。
Workday のおかげで、当社のマネジメント チームは貴重なインサイトを取得してビジネスの現状を把握できるようになりました。チームは現在、組織が主要目標に掲げている成長を促進するため、取り組みを戦略的に進めています。
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