生データを有益な情報に変換し、より良いビジネスを構築する

「私たちは 1 つのチームとして Checkout.com の基本精神を文化面から大幅に促進できる環境を構築しました」—エンタープライズ アーキテクト兼財務改革担当、Emma Castledine 氏

Checkout.com 社のイメージ写真

財務オペレーションをシンプル化・効率化

価値あるパートナーシップを全社規模で構築

効率性と生産性を大幅に向上

トランザクション データを価値ある情報に変換

Checkout.com 社は世界各国の企業のデジタル決済を常時サポートしています。支払処理に対応するカスタム ソリューションを提供する同社は、膨大な量のデータを生成しています。

顧客をより良く理解し、サービスを効率化することを目指す同社にとって、これらのデータには計り知れない価値があります。それだけではありません。同社の財務部門はこのデータを非常に有益な情報へと変換できる可能性があります。総勘定元帳の視点からのみ価値があるというわけではありません。新製品開発、レポーティング、管理面において、財務部門はビジネス パートナーとしての役割を担い、貢献できる可能性があります。

企業の基本精神を文化面から促進する

同社のエンタープライズ アーキテクト兼財務改革担当ディレクターを務める Emma Castledine 氏は次のように述べています。「当社は優れた決済プラットフォームを利用していましたが、生成されたデータを会計項目に変換する手段がありませんでした。何百ものスプレッドシートが生成されるのですが、特定のデータを調べる方法や、点と点を結ぶ方法がありませんでした」

しかし Workday Prism Analytics と Workday 会計センターの導入によってすべてが一変しました。Castledine 氏は次のように述べています。「私たちはデータの持つ力を存分に活用できるようになりました。今では財務部門としてギャップを埋めることができます。つまり、チームが Checkout.com の基本精神を文化面から大幅に促進できる環境が整ったのです。それは、インサイトを活用し、顧客の個々のニーズに対応するソリューションを提供するための環境です」

オペレーショナル ファイナンスの既存の業務方法や管理方法を使用して法定決算に対応することも可能になりました。これは革新的な変化です。

エンタープライズ アーキテクト兼財務改革担当、Emma Castledine 氏

チーム間の障壁を取り払う

財務部門が Workday Prism Analytics と Workday 会計センターを導入するまで、会計チームとオペレーショナル ファイナンス チームとの間には解消できないギャップがありました。このギャップは非常に複雑な決済環境において多大な効率費用を生じさせたと Castledine 氏は説明します。Castledine 氏は次のように述べています。「私たちは多くの業者と取引し、大量の支払を行うため、収益を現金化するプロセスが非常に複雑です。Workday を導入する以前は、このプロセスに多くの時間が費やされ、非効率的でした。現在は収益を現金化するプロセスが大幅に改善されました。また、監査証跡を遡って追跡し、さらに逆方向から追跡することも可能になりました。会計チーム/法定財務チームとオペレーショナル ファイナンス チームとの間には真のパートナーシップが構築されました。以前は完全に分離されていましたが、Workday の導入によって連携が深まり、情報が共有されるようになりました」

「管理面が改善されただけではありません。誰もがあらゆる数値データを共有するため、オペレーションの効率性も大幅に高まりました。今後 1 年間は引き続きオペレーショナル ファイナンスの既存の業務方法や管理方法を使用して法定決算に対応していく予定です。これは革新的な変化を確実にもたらします」

連携が強化されたのは財務部門だけではありません。Castledine 氏は次のように述べています。「製品チームやエンジニアリング チームとのやり取りは、Workday の導入以前と比べて一変しました。これらのチームが会計の話を理解できるようになっただけでなく、会計チームも製品やエンジニアリングの話を理解できるようになりました。これは Checkout.com の文化に多大な影響をもたらしました。多数の異なるチームが存在するため、私たちは他チームのことをあまり理解していませんでしたが、お互いを同一のチーム メンバーと感じるようになったのです」

組織のリーダー層との関係も強化されています。Castledine 氏は次のように述べています。「Workday のおかげで、最高財務責任者 (CFO) だけでなく、経営幹部全体が、財務管理の重要性を理解・評価するようになりました。企業として成熟していく上でこれは非常に重要なことです。Workday はこの点においても大きく貢献しています」

Workday 会計センターが現在実行しているすべての処理を手作業で行うとしたら、財務部門の規模を 2 倍に拡大する必要があります。

エンタープライズ アーキテクト兼財務改革担当、Emma Castledine 氏

「有効性が極めて高い」データを導出し、詳細な分析を進める

Castledine 氏は次のように述べています。「上流システムからトランザクション レベルの情報を利用可能にする Workday 会計センターは、日常的な財務オペレーションにも大きな変化をもたらしています。私たちは主に、収益、売上原価、関連する貸借対照表項目などを含め、純収益の会計仕訳項目を処理するアプリケーションを使用します」

それだけではありません。Castledine 氏は次のように述べています。「Workday Prism Analytics と併用し、2 つの重要な要素を照合調整しています。1 つは為替が貸借対照表に与える影響です。もう 1 つは収益と現金の照合調整です。Workday 会計センターから有益な情報を取得し、銀行取引情報と直接照合調整しています」

これは Castledine 氏とチームにとって特に重要です。「Workday 会計センターでトランザクション レベルの詳細情報を取得し、Workday ファイナンシャル マネジメント (財務管理) の複式入力の内容をマッピング テーブルを使用して決定できます。これは非常に重要なことです。重要業績評価指標 (KPI) の報告に必要な詳細情報を総勘定元帳に簡単にインポートできるからです。ただしこのほかにもメリットは数多くあります」

「たとえば、当社の重要業績評価指標 (KPI) のひとつは業者の純収益です。私たちは純利益を簡単に転記できるだけでなく、処理通貨、アクション タイプ、決済予定日なども確認できます。このように詳細なデータを総勘定元帳に転記すると膨大な量になりますが、緻密な分析結果を提示したい場合は、非常に有用なデータとなります」

財務文化をポジティブな方向に変える

Castledine 氏は Workday 会計センターの導入によって、Checkout 社の財務文化がポジティブに変化したとも考えています。特に数名の会計担当者は大きな影響を受けています。

Castledine 氏は次のように述べています。「財務部門は現在、会計担当者とシステム会計担当者の間に位置する中間的な役割を担っており、上流データにも深く関わっています。Workday 会計センターを管理する財務部門は、エンドツーエンドの運用を行い、極めてスムーズに業務を遂行しています」

「彼らは Workday 会計センターで実行されるすべてのデータ検証について理解しています。そのため、トラブルシューティングが必要になった場合は、上流システムで必要な情報を見つけることができます。同様に、Workday ファイナンシャル マネジメント (財務管理) のデータがどこから送信され、何によって生成されているのかを知ることができます」

「その結果、彼らはデータ インサイトを提供する能力が飛躍的に向上し、会計担当者として「エンドツーエンド」に対応する役割を担うようになっています。彼らの職務は、技術力や好奇心の高い人財が注目する魅力的な仕事となっています。また、Checkout はこのようなタイプの人財を採用する傾向にあります。彼らは新たなツールの導入を待ち望んでいると思います」


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