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CIOに必要とされる4つの資質とは

 

これは、Workday のブログに Workday スタッフ ライター が英語で投稿した記事です。 日本の読者の皆様も興味を持たれることと思い、この記事を翻訳しました。

 

CIOの役割は過去10年間で劇的に重要性を増してきました。ですが、もし彼らがこの複雑で常に変化し続ける経済状況において、自分たちの会社のデジタル戦略で素晴らしい成功を収めたいと考えているのなら、さらなる変化が必要です。

かつてのCIOの主な仕事と言えば、業務プロセスを効率化させるシステムを管理することでした。それがテクノロジーが進化するにつれてハードウェアのシステム、アプリケーション、コネクター等の相互接続性を確立することに重点が置かれるようになったのです。インターネットの初期は、ありとあらゆる場面でのコネクティビティを確立することがまず優先されました。

しかし、今日の経済情勢の下ではCIOはもっと広範で戦略的な役割を求められています。テクノロジーとビジネス双方において深い知識を持っていることはもちろん、自社の成長と市場機会をしっかりと捉えていくリーダーシップを示すことも必要です。すなわち多くのCIOは自分の知識だけでなくそれをどう活用するかについても今までとは異なるやりかたを取ることになるのです。

様々なCIOに対するリサーチから分かった、CIOが未来のリーダーとして活躍するために必要な4つのスキルは次のようになります。

 

データを使いやすくするノウハウ

デジタル面での課題が何か明確化してそれに上手く対処するには、CIOはまず最初にビジネスそのものやビジネス上のゴールを実現するテクノロジーがどうあるべきかをイメージする必要があります。ビジネスが複雑になるにつれて、これは大きな課題となってきます。

 

CIOは慣れ親しんで快適ですらある従来の仕事をこなしていくだけではなく、ITがもたらす未来がいかにパワフルなのか自社の隅々にまでどう伝えていくかを考え出さなければなりません。

 

ですが、ゴールの実現のために変わらず必要となるものもあります。それはITの「情報」としての側面を常に念頭に置くことです。CIOはマネージャや従業員にテクノロジーを利用できる環境を提供するだけでは不十分だと気付かなければなりません。むしろ異なるソースからのデータを整理して社員がそれを用いやすいようにすることが大切です。それに加えてIT部門はビジネス パートナーとともに本来そのデータを必要とする人にアクセス権がわたるようにしなければなりません。

 

ビジネスとテクノロジーの両面でアドバイザーとなる能力

CIOは社内の人間に向けて技術面のサポートだけすれば良いと思われてきましたが、今では仕事の範囲はもっと広くなってきています。今日のハイパーコネクテッド化したグローバル経済では、CIOはテクノロジー面でのスキルセットとともにビジネスの洞察力も体得してデジタル面でのリーダーシップ戦略を構築するためにそれらを活用しなければならないのです。そうすることでビジネス アドバイザーとしてのCIOは、新しく有益なデジタル チャンネルを用いて会社をもっと効率化するデジタル戦略を策定し、それを実行できるようになります。

CIOの中心業務を従来から広げるということは、ビジネスとテクノロジーを両者とも等しく重視するのと同じです。こうなるとCIOは「新たな言葉」で話す必要が生じます。顧客や財務の決定要因をよく考慮し、技術的な専門用語ではなくビジネス用語でビジネス リーダーに話しかけ、新しいテクノロジーを社内に導入するためにコストのことも考えるような発言が求められます。

 

熱意をもって社内の意識改革を行おうとする意思

CIOは計画立ててテクノロジーを社内に導入します。ソフトウェア アプリケーション、ウェブ サービス、API、ハードウェアさらにはビジネス上のゴールを達成するのに役立つあらゆる種類のテクノロジーを活用してユーザーが自動化の恩恵を受けるようにしつつ、彼らの体験を分析し、さらに良いものへと改善するのです。これはCIOにとって大きな課題でありますが、未来のCIOにとって必要なことでもあるのです。

 

かつてCIOは効率性やプロセスのあり方に力を注いでいましたが、今はビジネスを左右するデジタル面でのビジョンを一手に引き受ける立場になりました。

 

これらのソリューションを提示する立場の一環として、CIOは自分のビジョンをも伝えていかなければなりません。CIOは慣れ親しんで快適ですらある従来の仕事の枠を飛び出して、ITがもたらす未来がいかにパワフルなのか自社の隅々にまでどう伝えていくかを考え出さなければならないのです。CIOのメッセージを何度も聞いているうちに従業員は自分たちの仕事にその思想の片鱗を感じるようになるかもしれません。

 

顧客第1主義を進める力

CIOはテクノロジーを人と人、人と情報をつなぐツールとして活用しなければなりませんし、顧客を満足させるインフラをどのように構築すればいいのかを見つけ出す使命もあります。これには情報を顧客に届けることと、顧客の利用状況についてのアナリティクスからサービスの改善を図ることの両方が含まれます。また、システムやデータへのアクセスが増えてきていることから、すべてのユーザーとステークホルダーのアクセスやデータ利用をコントロールするセキュリティー モデルが求められています。

かつてCIOは効率性やプロセスのあり方に力を注いでいましたが、今はビジネスを左右するデジタル面でのビジョンを一手に引き受ける立場になりました。CIOという職で必要とされるスキルは変わりつつありますが、何もかもすべてが変わるわけではありません。むしろ、普段から使っているスキルをここで述べた4つの新しいスキルと結びつけることで、CIOは組織を未来へと導くビジネス&テクノロジー リーダーとなりうるのです。

 

原文(英語) : The 4 Key Requirements for CIOs of the Future