コペンハーゲンを拠点とする Trustpilot 社は、世界有数のカスタマー レビュー プラットフォームを運営しています。このユーザー コミュニティを利用すると、世界中の消費者と情報を交換できるため、どの商品を購入し、どの企業から購入すべきかを適切に判断することができます。情報に基づいて適切な意思決定を実現する情熱は、Trustpilot 社の文化に組み込まれています。同社が Workday Peakon Employee Voice を選択した理由もここから来ています。情報に基づいて人財戦略を策定し、組織内のエンプロイー エクスペリエンスを改善しようと考えたのです。
Workday Peakon Employee Voice のようなツールを導入する場合、多少の勇気が必要になります。さまざまな良い面を知ることができる一方で、問題点も明らかになるからです。
テクノロジー エンプロイー エクスペリエンス担当バイス プレジデント
エンプロイー エクスペリエンスの重要性
テクノロジー エンプロイー エクスペリエンス担当バイス プレジデントを務める Sabina Notkin 氏は次のように述べています。「当社は社員を幸せにしたいと考えています。そうしなければ社員は離職してしまいます。私たちはそうしてほしくないのです」
優れたエンプロイー エクスペリエンスの重要性を強調しすぎることはありません。このコンセプト自体は、「ユーザー ジャーニー」と同様、社員が会社で過ごす時間は最適化する必要があるという見解から生まれています。これは社員が企業について初めて耳にしたときから退職に至るまで、一貫したエクスペリエンスを提供することを意味します。
Notkin 氏が指摘するように、質の低いエンプロイー エクスペリエンスは社員が離職するリスクを高めます。多くの業界誌では「エンプロイー エクスペリエンス」や「社員エンゲージメント」という言葉を頻繁に取り上げていますが、両者は対立するイニシアチブではありません。優れたエンプロイー エクスペリエンスは社員エンゲージメントを向上させる手段であり、エンゲージメントが向上すれば、人財の定着率、パフォーマンス、採算性は高まります。
Notkin 氏と Trustpilot 社は、組織がエンプロイー エクスペリエンスを向上させるための優れた方法を示しているのです。エンプロイー エクスペリエンスは、シリコン バレーのトレンドに乗って一時的に注目されていると思われるかもしれません。しかし世界中の企業は、規模に関係なく、人事部門の主要な業務の一環としてエンプロイー ジャーニーの改善に取り組んでいます。
Trustpilot 社のエンプロイー エクスペリエンスを改善
Notkin 氏は次のように述べています。「私たちが常に軽視しがちな要素の 1 つは環境です。Workday Peakon Employee Voice は、当社のオフィスに会議室が足りておらず、従業員が気軽に話せる場所が少ないことを明らかにしました」
Workday Peakon Employee Voice は、エンプロイー エクスペリエンス担当バイス プレジデント、エンジニアリング マネージャを含め、あらゆる人財に質の高いインサイトを提供し、社員が社内エクスペリエンスについてどう感じているかを理解できるようにします。社内エクスペリエンスには、オフィス環境、上司のサポートなど、幅広い要素が含まれます。
「Trustpilot は非常にデータドリブンな組織です。Workday Peakon Employee Voice は、データドリブンな方法で人財管理を行うために役立ちます」と、エンジニアリング マネージャを務める Martin Andersen 氏は述べています。
「特に過去のスコアが重宝します。グラフが正しい方向に推移しているかどうかを確認し、チーム間の違いを特定できます」
社員のエクスペリエンスを向上させるため、Trustpilot 社ではマネージャと人事部門の両方が人財に関する意思決定を情報に基づいて行うようにしています。
また、Trustpilot 社は Workday Peakon Employee Voice から得たフィードバックに基づいてオフィスの設計を変更し、コラボレーション ワークスペースの数を増やしています。人事部門は通常、このような分野に関与しませんが、人財の働き方に大きなメリットを与えることは間違いありません。
「Workday から得たすべてのフィードバックを確認し、社員のニーズに合わせて最適なオフィスを構築することを重視しています」と Sabina 氏は述べています。
Workday Peakon Employee Voice の導入により、データドリブンな方法で人財管理を行えるようになりました。
エンジニアリング マネージャ
エクスペリエンス、エンゲージメント、Workday Peakon Employee Voice
Workday Peakon Employee Voice は人財を重視した方法でフィードバックを提供し、インサイトや透明性を促進することにより、社内に存在する可能性のあるサイロ化されたエクスペリエンスを組織が解消できるようにサポートします。Workday Peakon Employee Voice を使用すると、企業は社員の視点から職場環境を把握・改善し、社員の結束を促進させることができます。これはデザイナーがデザイン思考を活用し、ユーザーの視点から製品やサービスを検討するのに似ています。
Notkin 氏は次のように述べています。「Workday Peakon Employee Voice のようなツールを導入する場合、多少の勇気が必要になります。問題点と向き合いたくない組織もあると思います。その点でこのツールを利用する組織は勇気があります。社員のさまざまな良い面や好みを知ることができる一方で、問題点も明らかになるからです。問題点が明らかになれば、解決に乗り出さなければなりません」