プレスリリース

Workday、変化する財務分野に対応するデータマネジメントと機械学習の革新的製品を発表

データマネジメントの進化により、現代のアジャイルな組織に新たなレベルの知見とパフォーマンス信頼性を提供

本リリースの有効日と発信地(現地時間)
2020 年 10 月 29 日・米国発

 

本リリースは、米国 Workday Inc. が 2020 年 10 月 29 日(現地時間)に配信した英文リリースに基づき作成した日本語抄訳です。その内容および解釈については、英文が優先されます。

企業向けクラウド型財務人事アプリケーションプロバイダ大手の Workday, Inc.(本社:米国カリフォルニア州プレザントン、NASDAQ:WDAY)は、Workday 会計センター、機械学習(ML)ベースの Workday Adaptive Planning 向け予測機能など、知見、アジリティ、効率性向上を実現する財務関連製品向けの追加機能を本日発表しました。今回のイノベーションは、お客様によるデータの取扱い方法を変え、最高財務責任者(CFO)オフィスに新たなレベルの可視性と管理性を提供します。

現代の財務部門は、パンデミックによりビジネス情勢がさらに激しく変化する中、アジリティを一層強化する必要があるという問題を抱えています。アジリティの実現にはリアルタイムのデータと知見が重要になりますが、多くの財務組織ではデータソースや旧会計システムが連結されておらず、もはや現代世界の変化のスピードに追い付いていません。信頼性の高い知見を取得する部分ではなく、データを収集、集約および検証する部分に貴重な時間を奪われています。このような極めて重大な課題に対処するため、Workday は ML とデータマネジメント機能により、自社のクラウドプラニングソリューションとファイナンシャルマネジメントソリューションを進化させ続けています。

 

インテリジェントなデータを基盤としたアジリティの実現

業務データは絶えず増え続けていますが、業界は数十年前から、業務データを増加ペースに後れることなく、より迅速かつ効率的な方法で会計情報や知見に変換しなければならないという問題に悩まされ続けています。Workday は、従来の基幹系情報システムの範疇を越えてこの問題を解決します。Workday 会計センターは既に一般向けにリリースされ、CNA や Shelter Insurance など、早期導入企業の本番環境で稼働しており、財務部門に業務データを管理させる抜本的な変化をもたらしています。

Workday 会計センターは、業務データを取り込み、有意義な属性情報も加えてデータを強化し、会計情報へと変換します。そのため、様々なソースから取得した業務データや財務データを、全社で一元管理することが可能になります。

たとえば、保険会社は Workday 会計センターを使ってシステムに請求や証券情報などのトランザクションデータを取り込み、その取引入力(仕訳)を行い、大元のトランザクションまでの全面追跡や可視化が可能なデータリネージを伴うレポートを作成および分析することが可能です。これにより、財務部門の情報テクノロジー(IT)依存性が解消され、会計規則を守るためのコストを 50%以上削減できると予想しています。Workday Prism Analytics や Workday Financial Management を併用すれば、ML ベースのトランザクションやプロセスも強化され、インテリジェントなデータ基盤を構築できます。

 

ML ベースのインテリジェントなプラニングと予測の提供

パンデミックの状況下に経営を行う組織にとって、プラニングの重要性はさらに高まり、予測活動はパンデミック前と比べ、最大 30 倍も増加しました。Workday は、予測の精度をさらに向上させるため、ML を中心とした無制限のプラニングに対応する他、さらに精度と信頼度の高い方法で未来を予想するインテリジェントプラニング機能を継続的に進化させています。

時系列予測(一定期間中に発生したイベントを基にモデリングを行い、より精度の高い予測を行うプロセス)をベースに、ML の力で Workday Adaptive Planning の予測分析を実現しています。この ML アルゴリズムでは、過去と現在のデータから、収益や経費の他、ビジネスに極めて重要な変数を予測します。営業、人事、マーケティングおよび製造など、企業の各所から集約した膨大なデータに基づき、予測が行われます。Workday Adaptive Planning の異常検知は、異常を特定し、自動的に潜在的な問題に関する注意を喚起します。新規のレポート機能を使用すれば、ML ベースの予測をプランナーの予測と比較検証し、予測に基づき対策を講じる前に、潜在的な問題を簡単に検知することが可能になるため、組織はより優れた判断を確実に下すことができます。

Workday Adaptive Planning の分析エンジンに予測機能が組み込まれました。経時的に学習するため、投入されるデータが増えるほど、優れた知見が手に入ります。予測機能は、Workday Adaptive Planning のすべてのお客様がご利用いただけます。

 

財務組織向けの継続的イノベーション

Workday からの最新のリリースには、知見やパフォーマンスの信頼性向上を重視した、CFO オフィス向けの重要な高度機能も含まれています。

  • リアルタイムデータのアドホック分析を搭載:Discovery Boards のリリースは、Workday がコア財務アプリケーションにアナリティクスを組み込むことを重視していることを反映しています。Discovery Boards により、会計部門や財務部門では、共通のシステムから簡単かつリアルタイムに、Workday のトランザクションデータを閲覧し、そのデータを分析することが可能になります。コアとなる財務管理や経費管理分野全体で 200 種類近くのデータソースにアクセスできるため、搭載されるドラッグアンドドロップ式の可視化ツールを使い、簡単かつ安全にアドホック分析を実行することができます。
  • プラニングと実行の統一:Workday Adaptive Planning のプランを直接 Workday Financial Management で、または Workday Financial Management のプランを直接 Workday Adaptive Planning で閲覧し、共通のシステム内でプランと実際の成果を簡単に比較できるようになったため、財務プロセスがさらに標準化されます。リアルタイム分析を簡単に行うことができるため、プラニングと実行のサイクルが短縮され、アジリティが向上します。

 

本発表に関するコメント

Workday Financial Management 担当ゼネラルマネージャーのバーバラ・ラーソン(Barbara Larson)は次のように述べています。「Workday は、データマネジメント、セルフサービス式の分析、機械学習によるプロセス強化を進展させ、財務リーダーが絶えず起こるサービス中断や変化を適切に乗り切るためのサポートを提供することで、変化する財務業界に弊社のビジョンを提供し続けています。今回のイノベーションにより、新たな形でデータの力が解放され、今までは取得が難しかった、あるいは不可能であった驚くべき知見を提供できるようになりました。Workday はお客様と共に、スムーズな財務プロセスやベストプラクティスを開発し、組織により大きな価値を提供しています。」

米国の大手商業損害保険会社である CNA の Workday Finance & Data Management 担当 AVP、バーラット・シャダドプリ(Bharat Shahdadpuri)氏は次のように述べています。「Workday 会計センターにより、カスタマイズされた旧会計ハブソリューションを廃し、テクノロジー環境を簡素化、柔軟性と拡張性を強化し、会計部門や財務部門のソフトウェアに対する運営責任や管理能力を向上させることができました。現在では、財務データを技術的に解釈する必要なく、ビジネス側の言葉を使って、会計士にデータを提供しています。Workday を使用して財務報告を行い、財務分析、データリネージ、エラー修正のためのシステムも強化できています。さらに、総保有コストも削減され、今までよりも素早く新機能を取り入れることができ、嬉しく思っています。」

Constellation Research, Inc.の創業者兼プリンシパルアナリストである R・レイ・ワン(R “Ray” Wang)氏は次のように述べています。「CFO や CIO は、現在問題になっているデータ量の増加に対処するためには、新興のデジタルテクノロジーが必要であることを認識しています。旧システムからの脱却は非常に難しいため、今後 12 年以上にわたり、大手企業には拡張や進化に対応できるソリューションが必要になります。企業が次の財務管理システムパートナーを選ぶにあたり、インテリジェントなデータ、機械学習、堅牢なエコシステムは、極めて重要なポイントです。」

 

参考情報

  

将来の見通しに関する記述について

本プレスリリースには、将来の見通しに関する記述が含まれています。とりわけ、予測された業績や Workday 製品の利益に関する記述もこれに該当します。「思われる」、「可能性がある」、「予定している」、「推定する」、「今後」、「予想する」、「意図する」、「期待する」、「するため」、「計画」、「考案」などの文言や同様の表現は、将来の見通しに関する記述を示しています。これらの将来見通しに関する記述はリスク、不確定要素、仮定的見通しの対象となります。リスクが実際に発生した場合、また予測が誤りであると証明された場合、将来見通しに関する記述で黙示的に示された業績は、Workday の実際の業績と著しく異なる可能性があります。リスクには、これに限りませんが、米国証券取引委員会(SEC)への提出書類に記載されたリスクが含まれており、2020 年 7 月 31 日を末日とする Form 10-Q (四半期報告書)、今後適宜提出する報告書が該当し、実際の業績が予測と異なる場合があります。Workday は 本リリースを公表した後、そのような将来見通しに関する記述の更新する義務を負いません。また現在更新する意図もありません。
本書類、また Workday のウェブサイトやプレスリリース、パブリックステートメントに記載された、未リリースで現在利用不可能なサービス、 特徴、機能、向上についての説明は、今後 Workday により予告無く変更される可能性があり、計画どおりに提供されない、または提供されない場合があります。Workday のサービス購入を検討されるお客様は、現在利用可能なサービス、特徴、機能に基づいて購入をご判断ください。

  


Workday, Inc.(米国ワークデイ)について

米国ワークデイはクラウド型財務人事用エンタープライズ アプリケーションプロバイダです。2005 年に設立された米国ワークデイは、世界最大規模の企業、教育機関、官公庁などの組織で使用されることを念頭に設計されたヒューマン キャピタル マネジメント (HCM)、ファイナンシャル マネジメント、ビジネス プランニング、および分析用アプリケーションを提供しており、中規模企業からフォーチュン 500 にランクインする大企業の 50% 以上に至るまで、幅広い組織が導入しています。

英語版ウェブサイト: http://www.workday.com/
日本語版ウェブサイト: http://www.workday.com/jp/

 

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